「ゼロカロリー」の飲み物は、「カロリー無し」とは限らない?

「ゼロカロリー」と銘打った飲み物をよく見かけます。

「ゼロカロリー」なので、カロリーが気になる人でも、安心して飲めるということも、人気の一つになっています。

「ゼロカロリー」だから、当然「0カロリー」と思うのが普通ですが、実は、「ゼロカロリー」と銘打った飲み物でも、カロリーが含まれていることがあるのだといいます。

一般的には、「ゼロ」「無し」ということですが、ゼロカロリーの場合は、「ゼロ≠0」の場合もあるのです。

「ゼロ」「レス」「ノン」

栄養表示基準では、「100ml当たりの飲料で5kcalの範囲」なら、「ゼロ」「レス」「ノン」などの表現が許されています

食品の場合は、100g当たり5kcalまでなら、「ゼロカロリー」などの表現ができるというわけです。

意外ですが、「ゼロカロリー」という表示は、「含まれているカロリーが無し」ということを意味しているわけではないということです。

「ゼロカロリー」と表示されていたとしても、その清涼飲料水が500mlの場合には、25kcal程度のカロリーが含まれている可能性があるというわけです。

「ゼロカロリー」だから「カロリーが全く無い」と思って、安心して、たくさん飲んでいると、いつの間にか、相当なカロリーを摂っているということもあり得ます。

ダイエット中の人などは、その飲み物に含まれている「実際のカロリー量」を、しっかりとチェックする必要がありそうです。

ゼロカロリーに含まれる「人工甘味料」

「ゼロカロリー」の飲食物には、ほとんどの場合、「人工甘味料」が含まれているといわれています。

人工甘味料は、非常に甘みが強くて、少量で甘みを感じるので、カロリーを抑制する効果があるとされています。

人工甘味料には、
「サッカリン」
「アスパルテーム」
「スクラロース」
「アセスルファムカリウム」
「ネオテーム」
などがあるといわれますが、

「サッカリン」は、砂糖の200~700倍の甘み、
「アスパルテーム」は、砂糖の160~220倍の甘み
があるといわれています。

これらの人工甘味料には、
1.ホルモンに影響を及ぼして体内に脂肪を蓄える。
2.味覚を鈍化させる。
3.コカイン以上の強い依存性がある。
などの作用がある、との指摘もされています。

飲み物を選ぶ際には、「カロリー」だけではなく、含まれている「人工甘味料」にも、注意する必要があるかもしれません。