北半球と南半球で「季節が逆になる」理由は?

「北半球」にある日本が、暑い夏の時季に、「南半球」のオーストラリアでは、雪が降っていたりします。

逆に、日本が、ホワイトクリスマスを楽しむ、12月の時季には、オーストラリアでは、雪が降ることはありません。

これは、北半球と南半球とで、季節が逆になるためです。

地球の自転軸の傾き

地球は、地球自身が、回転しながら(自転)、1年かけて、太陽の周りを回っています(公転)

「北半球」と「南半球」とで、季節が逆になるのは、地球の自転軸が23.4度傾いて、太陽の周りを公転していることが影響しています。

一年のうちに、「春」「夏」「秋」「冬」の季節があるのも、この、地球の自転軸の傾きのためです。

太陽光線を浴びやすい時季が夏

地球の自転軸が、傾いていることで、季節によって、「北極むが太陽の方を向いたり、「南極」が太陽の方を向いたりします。

「北極」が、太陽の方を向いている時季は、南半球よりも、「北半球」の方が、太陽光線を浴びやすくなるので、温度も高くなり、北半球の季節は「夏」ということになります。

これと同じ時季の「南半球」は、太陽光線を浴びにくく、温度も上がりにくくなり、季節は「冬」です。

これとは反対に、「北半球」が「冬」の時季には、「南半球」が、太陽光線を受けやすくなるので、季節は「夏」となります。

・北極側が太陽の方を向く時季 → 北半球は「夏」
・南極側が太陽の方を向く時季 → 北半球は「冬」
・自転軸が太陽に垂直な時季 →「春」、「秋」

太陽に対する地球の向き

「夏」と「冬」の、季節の違いは、太陽との距離が、関係しているわけではありません。

「太陽」と「地球」の距離を考えれば、太陽から「北半球」までの距離と、「南半球」までの距離の差は、僅かな誤差程度になるからです。

「夏」と「冬」の季節の違いには、太陽に対する、地球の向きが、大きく関係しているとされています。