缶飲料の飲み口の形は「左右非対称」/その理由は?

缶ジュースや缶ビールなどの缶飲料の飲み口には、タブがついていて、それを起こして飲み口を開け、中に入っている飲料を飲みます。

開けた飲み口の形は、楕円形のような形をしていて、左右対称のように見えますが、実は、左右は対称ではありませんでした。

よく見ないと分かりませんが、缶飲料の飲み口は、左右の形が少し違っていて「非対称」になっています。

これは、製造過程でのミスというわけではなく、意図して「左右非対称」に作られているといわれています。

缶飲料の飲み口の形が「左右非対称」に作られている理由とは、何なのでしょう。

左右非対称の方が開けやすい

缶飲料の飲み口の形が「左右非対称」に作られているのは、左右対称にするよりも「開けやすい」からというのが、その理由といわれています。

缶飲料の飲み口の形が「左右対称」になっていると、タブを起こして開けるときに、かかる力が分散してしまって、開けにくくなるというのです。

これが「左右非対称」になると、開ける部分にかかる力が、一点に集中するため、小さな力でも、開けることができるようになるといわれます。

ほとんどの缶飲料の飲み口は、タブを上にして「左側が鋭角」「右側が緩やか」になるように設計されているといわれています。

こうすることによって、開ける時に入れる力が小さくてすむようになり、開ける勢いが抑えられて、ジュースの中身も飛び出しにくくなるのだといいます。

左右対称だと、開ける時に、全体的に大きな力をかけて一気に開けることになるので、中身が飛び出しやすくなり、場合によっては、手にケガをすることもあるといわれます。

左右非対称の度合いは、製造メーカーや缶の素材が「アルミ」か「スチール」かなどでも異なるようですが、普段何気なく開けている缶飲料の飲み口にも、開けやすくするための工夫がされていたというわけです。