お茶漬けの素に「あられ」が入っている理由は?

「お茶漬けの素」には、必ずといっていいほど「あられ」が入っています。

お茶漬けに「あられ」が入っていると、食感もよく、美味しく食べることができますが、「あられ」が入っているのには、美味しさのほかにも、大切な理由がありました。

お茶漬けの素の「湿気」

「お茶漬けの素」が一般的になったのは、昭和20年代頃といわれています。

戦後の物不足の時代に、「ご飯」と「お湯」さえあれば簡単に食べられる「お茶漬けの素」は、大ヒット商品になっていました。

しかし、「お茶漬けの素」に封入された「海苔」や「具材」が、湿気ってしまうことも多かったといわれます。

「お茶漬けの素」にとって、「湿気」は大敵です。

現在のような「乾燥剤」がなかった時代に、メーカーは、「お茶漬けの素」の袋の中の「湿気」を抑えるものを探していました。

乾燥材の役目を果たす「あられ」

そんなとき、食感をよくするための「あられ」が、実は「湿気をよく吸う」ということが、分かったのだといいます。

「あられ」を入れることで、食感にアクセントが加わるだけではなく、「防湿効果」も高まるとあって、「あられ」は、お茶漬けの素には欠かせない存在になっていったといわれます。

今では、お茶漬けに「あられ」が入っていないと、何となく物足りなささえ感じますが、お茶漬けの素の「あられ」は、美味しい食感に欠かせないだけではなく、ある程度保存しておいても、サラサラの状態を保てるようにする、「乾燥材」の役目も果たしているというわけです。

ちなみに、あられの原料の「米」自体にも、同じように防湿効果があるといわれています。

「塩の容器」に「米粒」を入れているのを見かけることがありますが、これは、湿気で塩が固まるのを防ぐという理由からだといわれています。