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蚊柱の正体は、ユスリカ(頭虫)という虫の群れだった/対策・駆除はどうすればいい?

春先や秋口の夕暮れ時になると、外灯の近くなどに大量の虫が群がった「蚊柱(かばしら)」を見かけることがあります。

ちょうど頭の高さくらいにあることが多いので、歩いていると、知らず知らずのうちに「突入」してしまうということも・・・。

蚊柱ができる原因とは何なのでしょう。

また、対策や駆除は、どのようにすればいいのでしょうか。

蚊柱

「蚊柱」というくらいなので、蚊が群れをなしていると思われるかもしれませんが、実際のところは、蚊が群れているわけではありません。

蚊が群れている蚊柱もあるようですが、春先や秋口の夕暮れ時に見かける蚊柱は、別名「頭虫(あたまむし)」とも呼ばれる「ユスリカ」が群れをなしていることがほとんどだといいます。


ユスリカ(頭虫)

「ユスリカ」とは、ハエ目・ユスリカ科に属する昆虫の総称で、ハエの仲間です。

「ユスリカ」を漢字で書くと「揺蚊」となり、「蚊」の文字が入りますが、人の血を吸うことはないといわれています。

体長は4~8mm程度で、日本には1,000以上の種類のユスリカがいるとされています。

春先や秋口の夕暮れ時になると、水辺や電灯の下で、ユスリカが群れになった「蚊柱」をよく見かけますが、人の頭くらいの高さのところに蚊柱をつくり、人が移動してもついてくることがあることから「頭虫」と呼ばれることもあります。

蚊柱はユスリカのオスの集団

蚊柱には、数十匹~数百匹のユスリカが群れをなしていますが、そのほぼ全てが「オス」です。

繁殖のために、オスが群れて蚊柱をつくり、そこにメスが入っていって交尾するオスの相手を見つけ、交尾・産卵します。

そんなユスリカの成虫の寿命は、1日~数日で、口や消化器が退化しているため、エサを食べることができません。

成虫になると、すぐに交尾・産卵し、はかない生涯を終えてしまうのです。

蚊柱が発生しやすい場所

水のある場所

蚊柱は、繁殖を目的として、ユスリカのオスが群れをなしたものですが、ユスリカのメスは水のある場所に産卵するので、蚊柱ができる場所も、「周りに水がある場所」が多くなります。

そのため、川や湖の近くなどの水辺では、よく蚊柱ができますが、家の庭先や空き地などで蚊柱を見かけることもあります。

こんな時、周りを見渡してみると、「バケツの水」「水たまり」「用水路」「側溝」など、何からの「水」があることが多いです。

ユスリカのメスは、そんな少しの水のところにも産卵します。

水のある場所は、ユスリカの幼虫が育つ絶好の環境になるのです。

明るい場所

ユスリカには、「光」に誘引されるという習性もあります。

外灯の近くで蚊柱を見かけることが多いのは、このためです。

また、家や店舗で電気をつけて窓を開けていると、大量のユスリカが入ってくることもあります。

ユスリカの死骸が、アレルギーを引き起こすアレルゲンとなることもあるので、ユスリカの家への侵入を阻止するためにも、窓やドアはきちんと閉めておきましょう。

ユスリカに対する対策

ユスリカに対する対策としては、「発生を防ぐ」「侵入を防ぐ」「駆除する」などの方法があります。

ユスリカの発生を防ぐ

ユスリカの蚊柱は、水辺でよく見られるというように、水のある場所が大好きです。

長時間バケツに水をはったままにしていたりすると、ユスリカが発生しやすくなってしまいます。

ユスリカを発生させないためには、「水たまりを作らない」「水たまりを放置しない」ということが大切です。

ユスリカの侵入を防ぐ

ユスリカは、光に誘引されるという習性があるので、電気をつけて「窓やドアを開けたままにしない」ということが、ユスリカの侵入を防ぐ一番の方法です。

ユスリカが多くなる春先や秋口には、窓を開けて風通しを良くしたくなることも多いですが、そんな時には、窓に「網戸」を取り付けるなどして、ユスリカが侵入するのを防ぐようにしましょう。

また、ユスリカは、光の中でも「紫外線」に反応して近づいてくるので、紫外線の少ない照明に変えたり、防虫用の蛍光灯を使ったりするのも効果的です。

ユスリカを駆除する

ユスリカに「殺虫剤」は効果的です。

一般的な殺虫剤(蚊取スプレーなど)で駆除できますが、網戸や外灯などにスプレーしておくだけで、寄ってきたユスリカを駆除してしまう、便利な殺虫剤もあります。

スプレータイプのものと違って、食べ物などにかかる心配がないので、安心して使えます。

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「蚊取り線香」は、ユスリカを駆除することは難しいかもしれませんが、「虫除け」には効果があるようです。

また、紫外線を多く含む光で害虫を引き寄せて、電圧によりショックを与えて殺虫する「電撃殺虫器」という優れものもあります。

ソーラー充電式のものなら、外に設置しておくだけで、ユスリカを駆除することができます。

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ユスリカを駆除した後は、そのままにせず、きちんと掃除をするようにしましょう。

駆除したままにしておくと、その死骸がアレルゲンになって、アレルギーを引き起こしてしまうこともあるからです。

ユスリカを追い払う

ユスリカの蚊柱は、一旦頭の周りに近づいてくると、いつまでも追いかけてくるような感じがします。

しかし、それは気のせいではなく、本当に追いかけてきているのです。

ユスリカは、「近くにある一番高いものを目印にして飛ぶ」という習性があるといわれています。

このため、そこを通りかかった人間が、その周辺で一番高い場合には、群がってくるというわけです。

手で追い払っても、あまり効果はなく、足早に離れようとしても、群れのまま追いかけてきます。

追い払うには、自分より高いもののそばへ行くのが一番です。

周りに何もなければ、人とすれ違う時にしゃがみ込んでしまえば、今度は、その人に付いていってくれるでしょう。

まとめ

ユスリカは、血を吸うなどして、直接人間に「危害」を加えるわけではありませんが、蚊柱に突入してしまうと、顔に当たったり、口の中に入ってきたりと、決して気分の良いものではありません。

口の中に入ったユスリカを飲み込んでしまっても、害はないようですが、それでもやはり鬱陶しいです。

蚊柱を見かけたら、とにかく近づかないようにするのが、一番の対策といえそうですね。




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