小麦粉が「紙袋」に入れて売られている理由は?

スーパーの食品コーナーでは、砂糖や塩を始めとした食品類は、透明の「ポリ袋」などに入れて販売されていることが多いです。

しかし、小麦粉に限っては、昔から「紙袋」に入れて販売されてきました。

「小麦粉」が「紙袋」に入れて販売されているのには、どんな理由があるのでしょうか。

小麦粉は呼吸している

結論からいえば、小麦粉は「呼吸」をしている、という特徴があるため、「紙袋」に入れて販売されているといわれています。

他の食品のように、「ポリ袋」に入れてしまうと、「密閉状態」となって空気の出入りがなくなるため、小麦粉が呼吸できずに、熱をため込んで蒸れてしまうというのです。

通気性をよくするために、小麦粉は「紙袋」に入れられているわけですが、どんな紙袋でもよいというわけではありません。

通気性のことだけを重視した紙袋は、「湿気」もいっしょに通してしまうことになるので、「小麦粉が固まったり」「小麦粉にカビが生えてしまったり」することになるといいます。

小麦粉を入れる紙袋は、「湿気は通さず、空気だけを通す紙袋」でなければならないといわれています。

このため、小麦粉を入れるのに使われる紙袋には、紙と紙の間に「薄いフィルム」が挟まれているといわれます。

ポリ袋入りの小麦粉

最近では、家庭用の小麦粉は、「ポリ袋」に入ったものも、販売されています。

これは、「家庭用の小麦粉」の場合は、「業務用の小麦粉」に比べると量が少なく、保存期間も比較的短いことから、「呼吸できずに蒸れてしまう」ということよりも、「密閉して湿気を取り込まない」ということを優先させているからだといわれています。

小麦粉には、フィルムを挟んだ紙袋を使うのがベストとされますが、コスト面を考慮して、ポリ袋を使っているというわけです。

ただ、家庭用と比べて量が多く、保存期間も長期になる「業務用の小麦粉」は、通気性を維持することが不可欠なので、従来どおり、紙袋が使われているようです。