白いキノコの「マッシュルーム」は、学名を「アガリクスビスポラス」といい、和名では「ツクリタケ」と呼ばれています。
ちなみに、フランス語では「シャンピニョン」といいます。
馬や牛の「堆肥」を使って栽培
マッシュルームは「馬糞に生える」といわれます。
マッシュルームは、古代ギリシャ・ローマの時代から、馬糞などに自然に生えていたものが、採られていたといわれています。
マッシュルームが、日本に入ってきたのは明治の中頃で、「きのこの栽培の父」と呼ばれる森本彦三郎氏が、欧米で、マッシュルーム栽培の知識と技術を身につけ、1922年に、栽培に成功したとされています。
マッシュルームは、日本では、俗称「バフンタケ」と呼ばれています。
馬や牛の「堆肥」を使って栽培されるため、こういう「俗称」で呼ばれるようになったといわれています。
生産地は競馬場の周辺が多い
現在では、マッシュルームの栽培は、「人口の堆肥」でも可能になっているとされていますが、やはり、マッシュルームの生産地は、「競馬場」や「競走馬のトレーニングセンター」などの近隣が多いようです。
競馬ファンにはお馴染みの、茨城県・美浦トレーニングセンターの周辺は、マッシュルームの大産地になっています。
日本だけではなく、外国でも状況は同じで、マッシュルームの大産地は、「大きな競馬場の周辺」にあることが多いといわれています。
競馬場の周辺には、「新鮮で質の良い堆肥」がたくさんあるので、「バフンタケ」の成長にはピッタリということなのでしょう。
美味しいマッシュルームの見分け方
マッシュルームには、「ホワイトマッシュルーム」と「ブラウンマッシュルーム」があって、「ホワイト」は「まろやかで上品な風味」、「ブラウン」は「濃厚な風味」が特徴とされます。
選ぶ際には、「ホワイト」は「かさの表面、裏のヒダ、軸が白いもの」、「ブラウン」は「色落ちの無いもの」が良いとされていますが、両方とも、「軸が、太くて大きく」「肉質が、しまってる」ものは、さらに良いといわれます。
買ってきたマッシャルームは、調理する前に、しっかりと洗った方がいいかもしれません‥。