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日本三大祭りは、祇園祭・天神祭・神田祭?各地域によって様々な三大祭り

「三大○○」という言葉は、日本だけでなく世界中でよく使われている言葉です。

「ある分野で特に優れた三つ」を指して「三大○○」と称するのが一般的ですが、これらの多くは、特に決まった基準があるというわけではなく、自然発生的にそう呼ばれるようになったということが多いです。

同じ三大○○でも、それぞれの地域によって、全く別のものを指すことも少なくなく、日本の祭りも例外ではありません。

日本三大祭り

日本三大祭りといえば、一般的には、

・祇園祭(京都・八坂神社)
・天神祭(大阪天満宮)
・神田祭(東京・神田明神)

が挙げられることが多いです。

祭りの歴史や規模、文化的価値などが、日本三大祭りの基準になっていると言われたりもしますが、地域によっては、異なった祭りが三大祭りとされていることも少なくありません。

例えば、東北地方では「祇園祭、天神祭、ねぶた祭」が、九州地方では「祇園祭、天神祭、博多どんたく」が、日本三大祭りと呼ばれるなど、それぞれの地域の代表的な祭りが、日本三大祭りの一角を占めています。

東京でも「祇園祭、天神祭、神田祭」ではなく「祇園祭、天神祭、山王祭」が日本三大祭りとされることもあります。

これは、神田祭、山王祭ともに東京を代表する祭りですが、この二つの祭りの本祭りは、江戸時代から一年ごとに交互で行なわれていることから、どちらを三大祭りに入れるか、認識の違いがあるためだと言われています。

ただ、こうして見てみると、1000年以上の歴史があるとされる「祇園祭」「天神祭」「地域の代表的な祭り」を加えて「日本三大祭り」と称していることが、全国的にも多いようです。


祇園祭

祇園祭

祇園祭は、毎年7月に京都祇園の八坂神社で行われる祭礼です。

疫病が流行した863年、広大な庭園の神泉苑に、当時の国の数と同じ66本の鉾を立てて、牛頭天王(スサノオノミコトの本地仏)をまつり、災厄がなくなるように祈ったのが、祇園祭の起源とされています。

その後も、神事の際にはこれらの鉾が使用され、装飾が次第に豪華になっていったとされています。

祇園祭では、豪華絢爛な山車が町を練り歩く「山鉾巡行」や、祇園囃子とともに町に飾られる「宵山」などが有名です。

祇園祭の「コンコンチキチン」の祇園ばやしが響くと、京都の夏の訪れといわれています。

現在の祇園祭は、7月1日の「吉符入」から7月31日の「疫神社夏越祭」まで、八坂神社を中心にして、神事や行事などが、1ヵ月に渡って繰り広げられます。

ちなみに、祇園祭は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。

天神祭

天神祭

天神祭は、毎年6月下旬から7月25日までの約1ヵ月間、天満宮(天神社)で行われる祭りです。

天暦5年(951年)、天満宮近くの浜から神鉾を流し、流れついたところに神様の休憩所の「御旅所(おたびじょ)」を設けて「禊祓い(みそぎはらい)」を行ないましたが、その際に、船を仕立ててお迎えしたのが天神祭の始まりとされています。

天神祭は、川に映るかがりびや提灯の灯り、花火などの華麗さから「火と水の祭典」とも呼ばれています。

学問の神様といわれる菅原道真に縁があり、地元大阪の人には、親しみを込めて「てんじんさん」と呼ばれています。

7月24日の宵宮では、宵宮祭、鉾流神事、催太鼓、獅子舞氏地巡行、25日の本宮では、本宮祭、神霊移御、陸渡御、船渡御、奉納花火などの神事が行われます。

天神祭といえば、花火やギャルみこしが有名ですが、天神祭は、平安時代に始まったとても歴史のあるお祭りです。

神田祭

神田祭

神田祭は、一年毎に山王祭と入れ替わりで行われる東京のお祭りで、神田祭は西暦の奇数年、山王祭は西暦の偶数年に行われます。

1680年頃までは、ご神体を船に乗せて流す祭事・神事として毎年行われていましたが、その後、山王祭と入れ替わりで行われるようになっています。

神田祭は、徳川家康が、会津討伐や関ケ原の合戦の際に、神田大明神に戦勝を祈祷したことに由来するともされていますが、はっきりとした起源は定かではありません。

江戸幕府の庇護を受け、徳川将軍や御台所の上覧があったことなどから、江戸庶民からは「天下祭」と呼ばれていたといわれています。

本来は秋祭りで,旧暦9月15日の祭りでしたが,1892年以降は5月15日に行われるようになりました。

鳳輦(ほうれん)と呼ばれる輿(こし)が、神田から日本橋・丸の内を巡行する神幸が行なわれますが、現在では 5月15日が平日の場合は例祭の神事だけが行なわれ、神幸はその前後の日曜日に行なわれています。

2015(平成27)年には、神田明神還座400年を記念した盛大な神田祭が行われました。

山王祭

山王祭は、徳川家康が江戸城入城から、将軍家の産土神・江戸城の鎮守として崇められてきた日枝神社(山王社)で行われるお祭りです。

当時は、江戸幕府が資金を出して行っていたことから「御用祭」とも呼ばれ、将軍を崇める大きなお祭りだったといわれています。

毎年6月7日~17日頃に行われ、その間、「山王御祓並鎮火祭」や「例祭奉幣」など、20を超える神事や祭典が開催されますが、6月15日の「例祭奉幣」がメインの祭儀となります。

祭りの最大の盛儀「神幸祭」の巡行では、鳳輦(金銅を飾った屋形)、神輿、山車などが、王朝装束を身にまとった人たちといっしょに都心を練り歩き、華麗な時代絵巻が繰り広げられます。

三大祭り

日本では、各地でいろいろな祭りが行われていて、それぞれの祭りには、それぞれの特徴的な形態があります。

その祭りの形態の特徴ごとに「日本三大○○祭り」と称したり、各地域で「○○三大祭り」と称したりすることもよくあります。

これらについても、明確に決まっているというわけではないので、異説がある場合もありますが、一般的に良く知られている三大祭りについて紹介します。

様々な日本三大祭り

日本三大祇園祭り:祇園祭、博多祇園山笠、会津田島祇園祭
日本三大曳山祭り:祇園祭、秩父夜祭、高山祭
日本三大川祭り:尾張津島天王祭、天神祭、管絃祭
日本三大船祭り:天神祭、管絃祭、真鶴貴船祭
日本三大喧嘩祭り:灘のけんか祭、新居浜太鼓祭、飯坂けんか祭
日本三大荒神輿:帆手祭、灘のけんか祭、北条祭
日本三大提灯祭り:秋田竿燈祭、二本松提灯祭、尾張津島天王祭
日本三大御田植祭り:磯部の御神田、住吉の御田植、香取神宮御田植祭

各地の三大祭り

東北三大祭り:青森ねぶた祭、秋田竿灯祭、仙台七夕祭
江戸三大祭り:神田祭、山王祭、深川八幡祭
関東三大祭り:石岡のお祭、佐原の大祭、川越祭
名古屋三大祭り:天王祭、若宮祭、東照宮祭
湖国三大祭り:山王祭、大津祭、船幸祭
京都三大祭り:祇園祭、葵祭、時代祭
大阪三大祭り:天神祭、住吉祭、愛染祭
紀州三大祭り:和歌祭、粉河祭、田辺祭
四国三大祭り:新居浜太鼓祭、阿波踊、よさこい祭
博多三大祭り:博多どんたく、博多祇園山笠、福岡の放生会
九州三大秋祭り(三大くんち):長崎くんち、博多おくんち、唐津くんち

まとめ

全国では、それぞれの地域で様々な形態の祭りが行われています。

いろいろな三大祭りがありますが、どの祭りもそれぞれの地域に根差した祭りで、地元の人にはとても親しまれています。

色々な祭りを体験してみて、自分なりの三大祭りを探してみるのも面白いかもしれませんね。




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