カラスの行水/カラスの水浴びは本当に短い?

入浴時間が短くて、すぐに風呂から上がってしまうことを、「カラスの行水」といいますが、カラスは、本当に、水浴びをする時間が短いのでしょうか。

カラスに限らず、ほとんどの鳥は、羽毛についた「汚れ」や「虫」などを落とすために、よく「水浴び」をするといわれています。

羽毛についた「汚れ」や「虫」などをそのままにしていると、羽根の「防水性」や「保温性」が落ちてしまい、羽根が傷んで、うまく飛べなくなってしまうというのが、鳥が水浴びをする、理由の一つといわれています。

カラスの水浴びは、短くはない

カラスというと、ゴミなどを漁る光景が思い浮かぶこともあるくらい、「汚い」というイメージをもつ人も多い「カラス」ですが、実は、カラスは、とてもキレイ好きな鳥だといわれています。

実際に、カラスの「水浴びの時間」を、他の鳥と比べると、「短い」ということはなく、逆に「長い」くらいだといいます。

「ハト」や「スズメ」などの水浴びは、「数秒~数十秒程度」といわれますが、「カラス」は「2~3分」くらいかけて、じっくりと水浴びをするといわれます。

実際に「水浴びの時間が短い鳥」ということでいえば、「ハトの行水」「スズメの行水」という方が、より現実に合っているのかもしれませんが、どういうわけか「カラスの行水」といわれます。

これは、カラスが、黒くて大きい「目立つ姿」をしていて、水浴びの時間も、人間に比べると「短い」ということから、「カラス」が、入浴時間が短い「例え」として使われるようになったのではないかといわれています。

水浴びの時間が短いと思われていたカラスは、実は、鳥の中では、時間をかけてじっくりと水浴びをする鳥だったというわけです。