松田聖子さんのヒット曲の一つに、「赤いスイートピー」があります。
「赤いスイートピー」がヒットしたのは、1982年(昭和57年)。
それから長い月日を経た今でも、「赤いスイートピー」は、全く色褪せることがない、昭和の名曲といえます。
赤色のスイートピー
「赤いスイートピー」という曲がヒットした当時、実際に、赤いスイートピーを見た人は、どれだけいたのでしょう。
スイートピーは、地中海のシチリア島が原産地の植物です。
スイートピーが、日本に入ってきたのは、江戸時代になってからとされていますが、
スイートピーの「花の色」は、「白」「ピンク」「薄紫」などで、当時は、鮮やかな「赤色」の花を咲かせるスイートピーは、存在しなかったといわれています。
品種改良によって生まれた「赤色」
松田聖子さんの「赤いスイートピー」がヒットすると、「歌詞にでてくるような赤いスイートピーを、是非見てみたい。」と考える人が出てきたといいます。
赤いスイートピーを咲かそうと、品種改良が重ねられますが、当初は、発色が悪く、日持ちも悪かったといわれます。
それが、長年にわたって試行錯誤を繰り返した結果、ついに、鮮やかな「赤色のスイートピー」が誕生したのだといわれます。
一曲の曲が「大ヒット」することによって生み出されたのが、「赤いスイートピー」というわけです。
今では、「赤いスイートピー」は、本格的に生産されていて、各地で、その綺麗な花を目にすることができます。
ちなみに、布施明さんの「シクラメンのかほり」という歌もヒットしましたが、こちらのシクラメンも、実はそんなに良い香りはしないそうです。
しかし、その後、香りのあるシクラメンも作られたようです。