左利きの人は「寿命が短い」というのは本当?

人類が誕生して以来、時代や民族に関係なく、「左利きの人」よりも「右利きの人」の方が多いといわれています。

その明確な理由については、謎のままのようですが、よく「左利きの人は、寿命が短い」と言われることがあります。

医学的には、「左利き」という理由で、寿命が短くなるという根拠はない、とされているようですが、実際に「右利きの人」よりも「左利きの人」の方が短命だった、というデータもあるようです。

「左利きだと寿命が短くなる」ということの真偽は、実際のところは、どうなのでしょうか。

事故死の確率は「4倍」

アメリカで、「死亡年齢」と「利き腕」の関係を調べたという研究があります。

この研究によると、「事故死」の確率は、「右利き」よりも「左利き」の人の方が「4倍」も高く、「年齢」でいえば「9歳」も短命だったという結果が得られたといわれます。

これには、「世の中の仕組み」が関わっている、という指摘があるようです。

世の中の仕組みが「右利き用」

「利き腕」に関しては、「人間の約9割が、右利き」といわれていて、世の中のほとんどの物が、「右利きの人」の使い勝手がいいように作られています。

「はさみ」「マウス」「車」「機械」など、多くのものが、右利き用に作られていて、左利きの人には、扱いにくくなっているというのが、現状です。

このような現状を考えると、左利きの人の方が、事故などに会いやすいといわれると、何となく、納得してしまったりもします。

みんなでご飯を食べる時に、左利きの人が、左手がぶつからないように左端に座るようにしたり、
日本語(漢字、ひらがな)が、左利きの人には、非常に書きにくかったり、
電車の改札や自販機では、投入口が右側にあって、使いにくかったりと、
他にも、左利きの人が「ストレス」を感じるようなことは、たくさんあります。

これらの、社会の「現状」が、「左利きの人の寿命」を下げる要因の一つになっているともいわれます。

「左利きの人は、寿命が短い」ということに関して、医学的な根拠はないようですが、「実際の社会の仕組み」が、左利きの人に「ストレス」を多く与えているということが、左利きの人が、右利きの人に比べて寿命が短いということに、関係しているといえそうです。

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