「四つ葉のクローバー」は「幸せの象徴」といわれます。
「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになる」「四つ葉のクローバーを持っていると願いが叶う」など、「四つ葉のクローバー」は、幸福を呼び寄せてくれる葉として有名です。
幸福を呼び寄せてくれるといわれている「四つ葉のクローバー」ですが、実際はどのような植物なのでしょう。
また、「四つ葉のクローバー」が幸福を呼び寄せるといわれるのは、どうしてなのでしょう。
四つ葉のクローバー
「クローバー」は、マメ科シャジクソウ属の多年草で、和名は「シロツメクサ(白詰草)」。
「クローバー」は、日本各地で見られますが、日当たりの良い、やや湿った涼しい場所で良く育つといわれています。
「クローバーの葉」は「三つ葉」が基本ですが、「環境的要因」や「遺伝的要因」などで、「四つ葉以上」になることがあるとされています。
「クローバーの葉が四つ葉になる確率」は「1万分の1」とも「10万分の1」ともいわれますが、とても珍しいことは間違いないので、「四つ葉のクローバー」を目にすることは、そんなに頻繁にあることではありません。
四つ葉のクローバーの意味
とても希少な「四つ葉のクローバー」には、それぞれの葉に意味があるとされていますが、アメリカと日本とで、少し違いがあります。
四つ葉のクローバーの意味(アメリカ)
・Fame(名声)
・Wealth(富)
・Faithful Love(満ち足りた愛)
・Glorious Health(素晴らしい健康)
そして、四枚が揃うことで「True Love(真実の愛)」という意味になるといわれています。
四つ葉のクローバーの意味(日本)
・希望
・信仰
・愛情
・幸福
幸運・幸福の四つ葉のクローバー
「四つ葉のクローバー」が「幸運・幸福」とされる理由として、次の二つが挙げられます。
希少性の幸運
上述のとおり、「クローバーの葉」が「四つ葉」になる確率は、「1万分の1」とも「10万分の1」ともいわれています。
「四つ葉のクローバー」が「幸運」といわれる一つの理由として、この「希少性」を挙げることができます。
数少ない希少な「四つ葉」を見つけられたこと自体が、幸運の証だというわけです。
三位一体の幸福
「クローバー」を「キリスト教」に当てはめる考え方があります。
通常のクローバーの葉は「三枚(三つ葉)」です。
「三枚の葉」それぞれが、「父なる神」「神の子キリスト」「聖霊」を表すと考え、そこに「四枚目」のもう一枚の葉が加わることで、キリスト教のシンボルでもある「十字架」を表すようになるという考え方です。
「四枚目の葉」が加わることで、神からの幸福が得られるというわけです。
四つ葉のクローバーの見つけ方
「クローバーの葉」が「四つ葉」になる確率はとても低いので、見つけるのは簡単ではないかもしれませんが、見つけやすい時期や場所をある程度絞ることはできそうです。
クローバーが「四つ葉」になる環境的な要因の一つとして、「葉が成長する初期に、何らかの外的な要因によって傷つけらる」ということがあります。
このことから、見つけやすい時期や場所を考えることができます。
見つけやすい時期
クローバーが「四つ葉」になる原因の一つが「若葉の頃の外傷」であると考えられているので、傷つけられた葉がある程度成長した「6月~9月頃」が、比較的「四つ葉のクローバー」を見つけやすい時期といえそうです。
見つけやすい場所
若葉の頃に外傷を受けやすい場所として、「人に踏まれやすい場所」や「葉にストレスがかかりやすい場所」などが挙げられます。
「道路脇」「河川敷」「公園」などは見つけやすいといわれます。
群生している場合は、「中心部」より「端部」の方が、「四つ葉」がある確率が高いといわれています。
はっきりとした理由は定かではありませんが、端部の方が人に踏まれやすかったり、葉にいろいろなストレスがかかりやすいということが影響しているのかもしれません。
まとめ
最近では、「四つ葉にしかならないクローバーの品種」も開発されているようです。
しかし、「四つ葉のクローバー」は「希少だからこそ価値がある」ともいえます。
たくさん生えているクローバーの中に、身を隠すように生えている「四つ葉のクローバー」を見つけると、感動も大きくなります。
大自然の中に「小さな幸運」を見つける感動を味わってみたいです。