地球から一番近い星が「月」で、人類が最初に降り立った星も「月」です。
そんな月までの、地球からの距離は「約38万km」で、月への有人飛行計画・NASAの「アポロ計画」では、地球から飛び立って到着するまでに、110時間かかっています。
では、月まで歩いたり、新幹線を使ったりすると、何日くらいかかるのでしょう。
歩いて行くと「26年」
月まで「歩いて」行くと仮定して、「時速4km」で「1日10時間」歩いたとすると、1日で「40km」進むことになります。
1年では、14,600kmとなるので、このペースで歩き続けた場合、月に到着するまでには、「約26年」かかることになります。
60歳で定年退職して、残りの人生を、月に行くことに捧げるとすると、「86歳」で目標達成となります。
現実的には、月まで歩いていくということは、あり得ませんが、距離としては、行くのに全く不可能な距離というわけではなさそうです。
新幹線で行くと「52日」
「新幹線」を使って、月まで行くとした場合は、どうでしょう。
時速300kmの「のぞみ」で、24時間ノンストップで走り続けると、1日に進む距離は「7,200km」。
このペースを続けると、「約52日」で、月に到着する計算になります。
金星までの距離と比べると
地球に一番近い惑星が「金星」ですが、この金星が、地球に最も近づいた時の距離が「約4,000万km」といわれています。
上記と同じペースで、金星まで行くとすると、歩いた場合には「2,740年」、新幹線を使った場合でも「15年」かかる計算になります。
他の星に比べて、月が、いかに地球に近いかがよく分かります。