「嫌いな人」や「苦手な人」に会うだけで「じんましん」が出そうになる、ということがありますが、「人に会っただけで、じんましんがでる」ということが、本当にあるのでしょうか。
じんましん
「じんましん」とは、「かゆみを伴う赤い発疹」のことで、「急性のじんましん」と「慢性のじんましん」、二つのタイプがあるといわれています。
大嫌いな人に会った場合に出る「じんましん」は、「急性のじんましん」ということになりますが、「嫌いな人や苦手な人に会うだけで、じんましんが出る」ということは、実際にあることなのだといいます。
ストレス
「じんましん」の原因は、「内臓疾患」「疲労」「寒さ」「食品のアレルギー」「薬のアレルギー」「遺伝」などが挙げられますが、
これらの他にも、「ストレス」が「じんましんの原因」になることも少なくないといわれています。
大きなストレスがかかると、体内で「ヒスタミン」という物質が放出され、この物質が「かゆみ」を司る神経を刺激することが、「じんましんの原因」になるといわれています。
「大嫌い」という気持ちが「大きなストレス」になって、そのことが「じんましんの原因」になってしまうということがあるというわけです。
試験を目前に控えた「受験生」などにも、「じんましん」が出ることがあるといわれますが、これも、ストレスが大きな要因になっていると考えられています。
冷やす
じんましんが出たら、慌てずに、濡らさないようにして、「冷やして」様子を見るのがよいとされています。
冷やすことで、かゆみの神経の興奮が抑えられるからです。
触らなければ、かゆみは、短時間でおさまる場合が多いといわれます。
ということは、大嫌いな人に出会ってしまったときには、「心」も「体」も「クール」な状態にしておくことで、じんましんを抑えることができるのかもしれません。
適度な清潔
じんましんに限らず、かゆみに強い皮膚にするためには、「過剰な清潔志向」は逆効果になるといわれます。
元々、皮膚には「かゆみ」を防ぐ働きが、備わっているとされています。
かゆいからといって、石鹸などで、皮膚をゴシゴシこすってしまうと、かゆみを防ぐ働きが、低下してしまいかねません。
「適度な清潔感」を意識することが、大切といえそうです。