大人と赤ちゃんの体を比較すると、断然、大人の体の方が大きいです。
体が大きい大人は、当然、赤ちゃんよりもたくさんの骨があるのだろうと思いますが、実は、大人の骨の数は、赤ちゃんよりも少ないといわれています。
大人になる過程で骨が減る
人間の赤ちゃんの骨の数は、300個ほどといわれますが、大人の骨は、通常206個だといいます。
大人になると、赤ちゃんの時よりも、骨が100個近くも減る計算になります。
しかし、成長していく途中で、骨が無くなるというわけではありません。
複数の骨が合体
赤ちゃんが大人に成長していく過程で、複数の骨が、成長に伴って、合体して一つになり、成人の骨として完成するものがあるといいます。
赤ちゃんの骨は、柔らかく、成長していくにしたがって、融合したり硬くなったりして、大人の骨になっていくとされています。
例えば、大人の腰にある「仙骨(せんこつ)」は、赤ちゃんの頃には5個だった骨が、一つにくっついたもので、「尾骨(びこつ)」も4個の骨が、一つにくっついたものといわれています。
このため、単純に骨の個数だけを数えると、骨の数が減っているというわけです。
それにしても、骨の数が100近くも減るというのは、やはり驚きです。
まとめ
骨が完全な形になるのは、男性が18歳くらい、女性が16歳くらいだといわれています。
成長するにつれて骨がくっついていくので、小さい頃に「変な姿勢」を続けていると、そのまま骨がくっついてしまい、大人になってからも、その「変な姿勢」が続いていってしまうことがあるともいわれています。
将来の子どもためにも、小さい頃に悪い姿勢をしていたら、良い姿勢に直すようにしてあげることが大切です。