オリンピックの第1位の選手に授与される「金メダル」。
その大きさからして、かなり高価なようにも思えますが、オリンピックの「金メダル」は、その素材からすると、金額的な価値としては、それほど高価なものではありませんでした。
オリンピックの「メダルの素材」
オリンピックで選手に授与されるメダルの「サイズ」や「素材」は、「オリンピック憲章」の附則規定できちんと定められています。
それによると、
・大きさ:直径60mm以上
・厚さ:3mm以上
・1位および2位のメダルの素材:純度1000分の925以上の銀製。金メダルは6g以上の純金でメッキ。
といった具合です。
オリンピックの「金メダル」は、その素材だけから考えると「銀のメダル」といえるかもしれません。
2012年開催のロンドンオリンピックの「金メダル」は、「金の含有量」が全体の「1.34%」で、残りは、銀が92.5%、銅が6.16%だったといわれます。
この「金メダル」を当時の相場で金額に換算すると、「650ドル(約51,000円)」程度になるようです。
ちなみに、
「銀メダル」は「335ドル(約26,000円)」
「銅メダル」は「5ドル(約400円)」
程度といわれます。
「金メダル」が「純金」ではなく「純金メッキ」になっているのは、コストを抑えるということもありますが、受賞者がメダルを売って換金しないようにとの配慮?もあるといわれているようです。
「金メダル」の素材が「純金でない」理由はどうあれ、オリンピックで「金メダル」を獲得するのは、並大抵のことではないというのは確かなことです。
選手にとって、オリンピックでの「金メダル」や「銀メダル」「銅メダル」は、金額では表すことができない、とても大きな「価値」が詰まっているといえそうです。