ボウリングの「3回連続ストライク」を「ターキー」と呼ぶのはどうして?

ボウリングで、1投目で10本のピン全てを倒せば「ストライク」、ストライクが2回連続すれば「ダブル」、3回連続すれば「ターキー」と呼ばれます。

2回連続のストライクが「ダブル」なので、ストライクが3回連続すれば「トリプル」というような気もしますが、どういうわけか「ターキー」と呼ばれます。

どうして3回連続のストライクは「ターキー」と呼ばれるのでしょう。

栄誉を称える「七面鳥」

ボウリングの「3回連続ストライク」「ターキー」と呼ぶようになった由来には、諸説がありますが、有力な説とされているのが、「ボウリング場で出した景品」に由来するという説です。

1850年頃のアメリカでは、次々に「ボウリング場」の建設が行われていたといわれますが、当時のボウリング場は、現在のようには整備されておらず、レーンも、完全に水平というわけではなかったといわれます。

このため、投げたボールがまっすぐに転がっていかず、「ストライク」をとることが、とても難しかったといいます。

「ストライク」をとること自体が難しかったので、「3回連続ストライク」などというのは「至難の業」と考えられていました。

そこで、ボウリング場の店側は、「3回連続のストライクを達成した人」に「七面鳥(=ターキー)」を振る舞って、その栄誉を称えたといいます。

このことから、ボウリングで「3回連続のストライク」をとることを「ターキー」と呼ぶようになったというのが、有力な説といわれています。

「連続ストライク」の呼び方

ボウリングで、3回連続ストライクの「ターキー」をとることは、一般の人にはとても難しいことかもしれませんが、プロボウラーなら、4回・5回と連続でストライクをとることも、そんなに珍しいことではありません。

ボウリングの「連続ストライクの回数」による、それぞれの呼び方は、次のとおりです。

・2回連続:「ダブル」
・3回連続:「ターキー」
・4回連続:「フォース」「ハムボーン」
・5回連続:「フィフス」「ヤッツィー」
・6回連続:「シックスス」「シックスパック」
・7回連続:「セブンス」「セブンパック」
・8回連続:「エイトス」「エイトインナロー」
・9回連続:「ナインス」「ナインインナロー」
・10回連続:「テンス」「テンインナロー」
・11回連続:「イレブンス」「イレブンインナロー」
・12回連続:「パーフェクト」