普段の生活では、椅子に座って生活することが多くなりましたが、それでもやはり、「行儀よく」正座をしなければならない場面もあります。
そんな時、普段正座をしていない人は、必ずといっていいほど足がしびれてしまいます。
どうして、足がしびれるのでしょう。
足がしびれる原因
正座をすると「足がしびれる」のは、「知覚神経」や「運動神経」が異常を起こして「麻痺」してしまうからだといわれます。
「知覚神経」は「熱い」「冷たい」「痛い」などの感覚を感じとってその信号を脳に送り、「運動神経」は「筋肉の動き」をつかさどっているとされています。
正座をして「足の血行」が悪くなると、「筋肉」や「神経」が酸素不足の状態になって一時的に麻痺した状態になるとされますが、その後、正座をやめて「足の血行」が良くなると、血液が勢いよく流れ始めて神経を刺激するのだといいます。
この「血行が良くなって麻痺が改善するとき」に、足にビリビリとした「しびれ」を感じるといわれています。
しかし、正座に慣れると、正座をしても血流がそんなに悪くならなくなったり、神経が圧迫に慣れたりするので、それほど「しびれ」を感じなくなるといわれます。
毎日のように正座をしている「お坊さん」の足がしびれないのは、このためだといわれます。
しびれにくい座り方
しびれの原因になるのが、正座で足を圧迫することによる「血行の悪さ」なので、それを避けることでしびれにくくすることができそうです。
座ったときに、重心を少し前にかけるようにしてかかとへの加重を少なくしたり、指先を少し座布団の外に出すようにしたりすることで、「足の圧迫」を少なくすることができるといわれます。
また、膝同士をつけるのではなく少し離すようにすることで、楽に座れるようになって、しびれにくくなるともいわれます。
それでもしびれそうになったら、どちらか一方の足に重心を移して「片方の足」を楽にし、これを「左右交互」に繰り返してみるのも一つの方法かもしれません。
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足がしびれてしまったら、つま先を立ててかかとの上にお尻を乗せて体重をかけると、比較的早く「しびれ」がとれるといわれます。
正座に慣れれば、足もしびれにくくなるともいわれるので、近々に正座をしなければならない場面が予想されるような場合には、毎日少しずつ正座をして慣れておけば、しびれにくくなるかもしれません。