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成犬期・高齢期のポメラニアンの育て方/介護が必要になったら

ポメラニアンの成犬期の育て方

ポメラニアンの成犬期は、体力、気力ともに充実する時期です。

食べ盛り、育ち盛りから安定していく時期を充実したものにするためにも、毎日適度な運動を続けて、活力を保つようにしましょう。

成犬期のポメラニアンは、毎日の朝夕に、20~30分程度の散歩を日課にしたいです。

成犬期になると、食べる量が増えるかもしれませんが、消費カロリーは、子犬期に比べると確実に落ちているので、食べ過ぎには十分に注意し、食事の量を適切にして肥満にならないようにしてあげましょう。

日頃からポメラニアンの脇腹や背中のあたりを触ってみて、脂肪のつきかたを確認するようにするといいです。

太ってしまってダイエットで苦しむ前に、適切な食事量を維持して、健康的な体形を保つように心がけましょう。

成犬期は、コートが最も美しい時期ですが、美しいコートを維持するためには、ボディケアはもちろん、適度な運動と休息が欠かせません。

成犬用の食事に変える

ポメラニアンが生後10ヵ月を過ぎたら、成犬用の食事に変えていきましょう。

突然食事を変更すると、体調を崩してしまうこともあるので、1週間~10日程度かけて、徐々に変えていくようにします。

ポメラニアンは小型犬なので、成犬になってからも、食事回数は1日2回のままでOKです。

食事には、市販のドッグフードを与えるのが一般的です。

いろいろなドッグフードがありますが、毎日与える食事には、「完全栄養食」を選ぶようにするといいです。

これなら、栄養バランスが整っているので、そのまま与えれば大丈夫です。

食べない時にいろいろと工夫をして美味しい食事を出していると、ポメラニアンは、「食べなければ美味しいものを出してくれる」ということを学習してしまいます。

食べなければ、30分程度経ったら片づけてしまうようにするのが賢明です。


ドライフードとウェットフード

ドライフードは長期間保存ができて便利ですが、水分が10%程度しか含まれていないので、同時に水をしっかりと飲ませる必要があります。

それに比べて、ウェットフードや20~30%の水分を含んだ半生タイプなら水分補給もできますが、長期間の保存には向きません。

体力増進、肥満予防

ポメラニアンが成犬になる頃には、すっかり家族の一員になっていて、惰性で世話をしているという飼い主も少なくありません。

子犬の頃には、よく遊ばせて外にもよく連れていったけれど、成犬になる頃には、散歩もたまにしかしなくなるというのがよくあるパターンです。

そうなると、ポメラニアンは運動不足になつてしまい、次第に太っていって体が重くなるので、運動をしたがらなくなります。

短時間でいいので、できるだけ毎日散歩をさせるように心がけましょう。

散歩

季節に応じて、散歩の仕方も変えるようにするといいです。

夏は、日が昇る前の早朝と、地面からの放射熱が少なくなった夜の時間帯に、冬は、日光浴も兼ねて、比較的暖かい日中に散歩をするようにするといいでしょう。

抵抗することが多くなる成犬期

ポメラニアンが子犬から成犬に成長していくと、次第に個性がはっきりとしてきます。

ポメラニアン自身が新しいことに対してストレスを感じやすくなり、自我も強くなっていくので、何かと抵抗を示すことが多くなります。

そんな時には、無理強いをするのではなく、ゆっくりと慣らしていくようにしましょう。

子犬期の反抗には注意

ポメラニアンは、成犬期になると抵抗することが多くなりますが、子犬期にも抵抗をすることがあります。

子犬期に犬主導で飼い主との関係ができてしまうと、犬上位の関係となってしまうことがあります。

そうなってしまうと、ポメラニアンをコントロールすることが難しくなり、関係を修復するには専門的なトレーニングが必要になります。

1歳半から2歳半頃に、飼い主に対して怒ったり唸ったりするような態度をとるようになったら注意しましょう。

学習はどの時期からでも可能

子犬期のポメラニアンは、新しいことをどんどん吸収していきますが、子犬期を過ぎても学習することは可能です。

子犬期よりは時間がかかるかもしれませんが、青年期、壮年期など、どんな時期からでも学習してトレーニングすることは可能です。

実際に、成犬になってから新しい飼い主に飼われるようになっても、新しい環境にきちんと順応し、ルールも覚えていきます。

成犬になってからでも、改善したいことなどがあれば、あきらめずにトライしていきましょう。

ポメラニアンの高齢期の育て方

小型犬のポメラニアンの平均寿命は12~16年程度といわれているので、8~10歳頃になるとシニア期に入ったことになり、いろいろな老化現象が現れてきます。

昔は、8歳で高齢期といわれていたポメラニアンですが、飼養環境が良くなってきたこともあり、高齢による症状が出始めるのが、10歳くらいになってきているといわれています。

ポメラニアンの健康寿命を伸ばすには、早いうちから徹底してケアをしていくことがポイントです。

8歳くらいになったら、高齢に向けたケアのことを考えてみましょう。

具体的には、

・足腰に負担のかからないようにマットを敷く。(これは、若い頃から行っておくのがベストです。)
・シニア犬用のドッグフードに変える。
・ドッグフードの質を見直す。(無添加のものなど。)
・アンチエイジングに良い食べ物を与える。(トマト、野菜類など。)
・腸内環境を整える食べ物を与える。(ヨーグルト、乳酸菌サプリメントなど。)

といったようなことが挙げられます。

ポメラニアンの老化はゆるやかに進んで行き、最初は、寝る時間が長くなったり、白髪が出てくるというようなことから始まります。

老化が進んで行くと、皮膚や被毛の状態が悪くなっていき、見ただけで明らかに老化を感じるようになります。

目が見えにくくなって暗い所が苦手になったり、耳が聞こえにくくなって呼んでも反応が悪くなったり、また、排泄や歩行に介助が必要になることもあります。

ポメラニアンの老化に対しては、そのときどきで必要なケアをしてあげることで、ポメラニアンと飼い主の双方が幸せな時間を過ごすことができるようになります。

健康維持に大切な食生活

人と同じように、ポメラニアンも年をとると新陳代謝が低下して、脂肪がつきやすくなります。

肥満を防ぐためにも、ポメラニアンが高齢期に入ったら、それまで以上に食生活に気をつけるようにしましょう。

ポメラニアンの8歳頃というと、まだまだ元気ですが、体はすでに老化が始まっていて、太りやすい状態になっています。

8歳を過ぎたら、シニアフードに移行していきましょう。

老化で歯が抜けたり噛む力が弱まったような場合には、ドライフードをお湯やぬるま湯でふやかせば、無理なく食べることができます。

食欲にむらが出るようになって、食べたがらない日が多くなるようなら、好物をトッピングするようにするのも一つの方法です。

高齢になると腎機能が低下するので、水分補給はとても重要になります。

水をたっぷり与えるようにしますが、飲む量が少ないようなら、犬用のスープやミルクなどを与えるようにするのもいいでしょう。

毎日の適度の運動

ポメラニアンが高齢になると、外に散歩に連れて行かないことも多くなりますが、散歩は健康の生命線といっても過言ではありません。

毎日続けるようにしたいです。

ただ、高齢犬は体力を消耗しやすいので、天候の悪い日は、避けるのが無難です。

10歳を超える頃には、ポメラニアンの気分や体調に合わせて、散歩は1日おきに減らして、その代わりに、室内運動を取り入れるなどの工夫をするのも一案です。

散歩のペースはポメラニアンに合わせ、無理をさせることのないようにしましょう。

高齢犬の場合、散歩をするのは健康や体力の維持ということもありますが、精神面のリフレッシュという側面も強くなります。

疲れ過ぎない程度の運動が健康維持の秘訣と言えます。

高齢期には変化の少ない毎日を

高齢のポメラニアンは、適応力が落ちているので、いろいろな刺激に対してストレスを感じやすくなっています。

いつもと違ったコースの散歩、遊びが大好きな若犬、見知らぬ来客などは嫌がりやすいです。

高齢期には、適応力の向上はあまり期待できないですし、その必要もありません。

変化への対応は苦痛になるだけのことも多いので、嫌がることは無理にさせないようにしましょう。

ストレス要因の中でも、環境要因は飼い主がコントロールしやすいものです。

快適な温度や湿度などは冷暖房や温感グッズを利用し、部屋の模様替えなどの環境の変化はできるだけ避けるようにして、変化の少ない安定した毎日を送らせてあげたいです。

健康診断で病気を早期発見

犬の1年は、人の4年~4年半にあたるといわれているので、それだけ老化のスピードも速いといえます。

そのために、一旦病気になると容態もどんどん進んで行くので、病気の早期発見、早期治療が不可欠です。

ポメラニアンに不調なところがないかを意識的に観察したり、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

10歳以上のポメラニアンでは、年2回程度受診するようにしたいです。

犬の年2回のペースは、人で言えば2年に1回程度のペースです。

日頃からポメラニアンの健康状態には注意をはらい、何か様子がおかしいところがあれば獣医に相談するなどして、病気の早期発見につなげましょう。

この時期にかかりやすい病気の知識があれば、さらに気づきやすくなります。

高齢期のポメラニアンに、特に気をつけたいこと

ポメラニアンはもともと我が強く、頑固な性格の持ち主ですが、年をとると、さらにその傾向が強くなります。

怒ってもいうことを聞かなくなります。

嫌なときは咬み、すぐ吠えるようになります。

身体は高齢でも、心や気持ちはまだ以前と同じだったりするので、無理してソファーに乗ろうとして怪我をしたり、走り回ろうと思ったのに身体がいうことをきかなくてパニックになり、ぎゃんぎゃん鳴いたりすることもあります。

ポメラニアンは、もともと、骨格・心臓・呼吸器が弱い犬種といわれています。

日々の生活で、寝る姿勢、生活環境、食べ物、運動内容などには、特に気をつけていくことが大切です。

高齢になるにつれて、手間がかかるようになりますが、以前のように「言うことを聞くようになる」「しつけを覚えた」というような「満足感」はほとんど得られなくなるので、イライラすることも多くなります。

しかし、怒っても何の効果もないので、「怒らないで済む工夫」をしていくことが、高齢期のポメラニアンと快適に暮らす秘訣となります。

ポメラニアンに介護が必要になったら

やんちゃに走り回って、吠えて、四六時中飼い主に甘えていたポメラニアンにも、いつかは介護が必要になる時がきます。

最近のポメラニアンは長生きで、12~13歳くらいまでは、自分で歩いて、食べて、排せつできることが多いようです。

その後は、個体差がありますが、早い場合は、寿命が尽きる2年前位から、自分でできることが少なくなっていくようですが、寿命が尽きる1週間位前まで、それまでと変わらず自分でできるポメラニアンもいるようです。

介護は、愛犬への最後の恩返しです。

とても大変で、イライラしてつらいと感じることもありますが、後悔の残らないように、やれることはやっておきましょう。

目が見えなくなった場合

ポメラニアンがある程度高齢になると、白内障によって目が見えなくなることがあります。

そんな場合でも、これまでの経験から、どこに何が置いていて、トイレの場所はどこで、安心して寝られるところはどこか、ということは理解しています。

ですので、模様替えをしたり、歩いてぶつかりやすい場所に物を置くようなことは、できるだけ避けるようにしましよう。

寝る場所、トイレ・ごはんの場所の「セーフティーゾーン」を作って、ゲートや柔らかい囲いなどで仕切りをつくって、その中で生活をさせるようにすれば、ぶつかって骨折するなどの災害を避けることができます。

白内障にかかる時期を遅らせるために、早いうちからサプリメントを与えるのも効果的です。

排せつに失敗することが多くなった場合

ポメラニアンも年をとると、反応が鈍くなります。

トイレに行きたいと思っても、トイレにたどり着くのが間に合わずに途中でしてしまったり、トイレに行くのが面倒くさくて寝床でしてしまったり、ということが多く見られるようになります。

1日のうちに何度も洗濯をし、今キレイにしたと思ったら数分後にはもう汚れている、ということもよくあるので、イライラすることも多くなります。

しかし、怒ってはいけません。

怒っても、状況が改善することはありません。

いかに許せるかということが、介護を成功させるポイントです。

床に綿のマットを敷いているから、汚されたら洗濯をしなければなりません。

床に物を置いているから、それをキレイにしなければなりません。

部屋中を自由に動けるようにしているから、キレイにしなければならない範囲が広くなってしまいます。

床には滑り止め付のポリ塩化ビニルのマットを敷いておけば、スプレーでキレイにすればOKです。

ポメラニアンの動けるスペースを限って、その範囲には物をいっさい置かないようにすれば、ある程度の労力・負担を軽減することができます。

寝たきりになった場合

ポメラニアンが寝たきりになるのは、最終段階です。

ポメラニアンが自分で歩いて、食べて、排せつをすることができないということは、とても大変に思えますが、工夫次第で労力を減らすこともできます。

ベビーベッド、床ずれ防止マット(ポリエチレンや塩化ビニル製の洗えるもの)、毛布、注射器、ペットバギーを用意します。

床に寝かせておくと、床が汚れてイライラすることも多くなります。

夜寝ている様子が見られないから心配ということであれば、ベビーベッドに寝かせると良いです。

寝返りを打たせる回数を減らし、床ずれを作らせないために、専用のマットを敷きましょう。

ポメラニアンは体重が軽いとはいえ、骨格がしっかりしているので、このようなマットが必須になります。

寝たきりといっても週1回以上の散歩は、気分転換、脳への刺激(痴呆症予防)のためには必要です。

ペットバギーがあれば便利です。

電車に乗って遠出もできます。

ポメラニアンは、散歩が大好きで好奇心旺盛な性格ですから、きっと喜ぶことでしょう。

固形食を食べられなくなったときには、注射器が必要になります。




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