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アロマオイル(精油)の様々な使い方と使う際の注意点

アロマオイル(精油)には種類が多く、香りは、いくつかのカテゴリーに別けられますが、それぞれ、心や体に影響する効果や効能も異なり、アロマオイル(精油)自体の性質も異なります。

アロマオイル(精油)のいろいろな使い方と使用するにあたっての注意点をまとめてみました。

アロマオイル(精油)の性質や取り扱い方を知っていれば、いろいろな方法でアロマを楽しむことができます。

アロマオイル(精油)のいろいろな使い方

アロマオイルは、匂いを楽しむほかにも、花粉症対策や認知症予防、アンチエイジング、快眠などにも効果があるといわれています。


アロマオイル(精油)で花粉症対策

花粉症になると、マスクは手放せない、ティッシュがいくらあっても足りない、くしゃみも涙も鼻水も止まらない、そしてとてもつらいです。

香りは脳へ伝わり、刺激された脳が効果を発揮するので、鼻がつまっていても、アロマオイル(精油)の効果は得られます。

花粉症の市販薬は多くありますが、まずはアロマオイル(精油)を使って、自然に症状を緩和させてみるというのも、一つの方法です。

花粉症に効果的なアロマオイル(精油)

花粉症の症状を緩和させるアロマオイル(精油)として、よく知られているのが「ユーカリ」「ぺパーミント」「ティートゥリー」です。

それぞれ単独でも効果を発揮しますが、これらをブレンドすることで、よりすっきりと鼻づまりを解消することができます。

どれも、リフレッシュ効果があり、抗菌・抗酸化作用も期待できるアロマオイル(精油)です。

花粉症対策法

一番簡単な使い方が、薄めたアロマオイル(精油)をマスクにスプレーするという使い方です。

使い捨てではないマスクの場合は、マスクと顔の間にアロマオイルをスプレーしたガーゼを挟み、ガーゼを取り替えるようにするといいです。

スプレー用の薄めたアロマオイル(精油)は、無水エタノール約5mlに、精油5~10滴を混ぜ、そこに精製水約25mlを入れて、よくかき混ぜればでき上がりです。

後は、マスクに一回シュッとスプレーすればOKです。

精油を直接マスクにつけるのは、刺激が強すぎるため、絶対にNGなので、十分に注意しましょう。

また、眠るときには、アロマ加湿器などを利用して、部屋全体に香りを広げれば、花粉症の症状が緩和されて、楽に眠ることができます。

アロマオイル(精油)を料理に使う

アロマオイル(精油)は、口に入れてはいけないものが多いですが、最近では、アロマオイル(精油)を取り入れた料理が注目されています。

アロマオイル(精油)を料理に使うことで、香りも味も深くなり、これまでとは違った味わいが得られます。

また、アロマオイル(精油)を芳香として楽しむだけでなく、体の中に取り入れることで、様々な作用も期待できるようになります。

積極的に料理に活用してみましょう。

ローズマリー

肉や魚を料理するとき、ローズマリーを使うと、臭みを消すことができます。

また、下味をつけたいときや、風味付け、煮込み料理などにも適しています。

ローズマリーは、香りが強いので、まずは1滴入れてから香りを確認し、オイルの量を調節するようにしましょう。

ローズマリーは、ハーブの中でも坑酸化作用が強く、血行を促進し、冷えやむくみの緩和も期待できます。

レモングラス

レモングラスは、タイ料理やエスニック料理など、東南アジア系の料理には欠かせないものです。

レモングラスの独特の香りが食欲をそそり、食事を楽しむことができます。

レモングラスは、メンタル面での回復や、適度な緊張感を持続する作用があるといわれているので、車の運転前や大事な仕事の前などにもおすすめです。

ただし、レモングラスには、子宮収縮を誘発させる効能があるとされているので、妊娠初期の方は控えた方がよいでしょう。

ライム

ライムは、ドレッシングやスープ、肉料理や魚料理、お菓子作り、炭酸飲料、アルコール飲料の風味付けなど、幅広く使われています。

柑橘系の中でも、爽やかで少し苦味がある香りが特徴のライムは、アロマオイル初心者にもおすすめのオイルです。

精神疲労やストレスなどの症状を緩和するだけでなく、夏バテや、二日酔いにも効果を発揮するといわれています。

皮膚への刺激があるため、敏感肌の人は、直接触れないように注意しましょう。

アロマオイル(精油)で認知症予防

香りは、記憶の倉庫といわれる大脳辺縁系にダイレクトに伝わって、強い刺激を与えるといわれています。

最近、認知症で一番最初にダメージを受けるのが嗅覚であるということが分かり、嗅神経を香りで刺激することが、認知症の予防や改善に役立つということも分かってきています。

アロマオイル(精油)を使って、認知症を予防することが期待できるというわけです。

アロマオイル(精油)の使い分け

認知症予防でアロマオイルを使う場合は、自分の好きなアロマオイルを、好きなときに好きなだけ使うというのではなく、昼と夜とでアロマオイルを使い分ける必要があります。

昼は脳を活性化させ、夜は脳を沈静化させるようにします。

昼間のアロマオイル(精油)

ローズマリー:血行、新陳代謝を促して、集中力や記憶力を向上させる効果があります。

レモン:リフレッシュ効果や、気分を高める効果があります。

ただし、ローズマリーは、妊婦や高血圧の人、てんかんのある人には不向きなので、使用に当たっては注意が必要です。

夜用のアロマオイル(精油)

ラベンダー:リラックス効果や安眠、鎮静の効果があります。

オレンジ:殺菌効果があり、免疫力を高めてくれます。


アロマでアンチエイジング

最近では、女性も男性も、アンチエイジングに関心が高くなっています。

媒体はさまざまで、食べもの、飲みもの、化粧品など多くのものがありますが、アロマオイル(精油)の中にも、アンチエイジング効果が期待できるものがあります。

数多くあるアロマオイル(精油)のなかで、初心者でも気軽に使え、女性にも優しいものを紹介します。

アロマオイル(精油)を上手に使って、若さを保って行きましょう。

ゼラニウム

ゼラニウムは、ローズに似た香りがします。

ゼラニウムには、皮脂分泌のバランスを整えるという作用があるので、乾燥肌・脂性肌のどちらにも使えるのが特徴です。

女性の月経を整え、更年期障害にも優れた効果を発揮するといわれていますが、体にたまった毒素も排出するとされているので、美肌効果にも効果がきたいできます。

血行促進や細胞の成長促進作用もあり、顔色が良くなったり、ハリのある肌作りにも役立ちます。

また、殺菌、消毒、抗ウイルス作用も期待できます。

パルマローザ

ゼラニウム同様、ローズに似た香りがします。

パルマローザは、化粧品や石鹸などにも配合されていますが、このことからも、肌に良い影響を与えるということがわかります。

皮膚細胞を活性化する効果があり、殺菌、消毒、抗酸化作用もあり、肌荒れに効果的とされています。

どんな肌質でも使えるのが特徴で、頭皮のフケにも効果があるといわれています。

ローズウッド

これも、ローズに似た香りがします。

ローズウッドは、皮膚を柔らかくしたり、肌の細胞を活性化して、細胞の成長を促す効果があるとされています。

シワやシミを改善して、ハリのある肌にすることが期待できますが、抗菌作用もあるので、ニキビやアトピー性皮膚炎、湿疹などにも効果が期待できます。

また、妊娠線の防止にも役立つといわれています。

アロマで快眠

睡眠不足は、年齢、性別を問わず、多くの人の悩みの種になっています。

サラリーマンやOLだけではなく、主婦や子供たちも睡眠時間が減少しているといわれています。

アロマオイル(精油)を取り入れて、ぐっすりと快眠できるようにしたいものです。

快眠に効果的とされるアロマオイル(精油)はたくさんありますが、系列別で代表的なもの紹介します。

ラベンダー(フローラル系)

ラベンダーは、自律神経バランスを整える作用があり、気持ちを落ち着かせて、リラックスさせる効果が期待できるといわれています。

脳内物質セロトニンの分泌を促し、さらに睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促すので、不眠の解消に繋がるというわけです。

ぐっすり眠りたい時に、就寝前に利用するのが効果的です。

マジョラム(ハーブ系)

マジョラムは、副交感神経を活発化させる作用があり、緊張感などから解放して、リラックス状態へと促酢効果があるといわれています。

マジョラムは、「心を温める精油」と呼ばれることがあるほどで、不安や悲しみなどの孤独感を癒す効果があります。

よく運動した日の就寝前に利用すれば、身体をゆっくりと休ませてくれるでしょう。

マンダリン(柑橘系)

マンダリンは、交感神経の鎮静化することによって、精神疲労やストレスを緩和する効果があるといわれています。

不安、混乱、自信喪失といった心を落ち着かせて元気を与え、明るく喜びを感じられるようにしてくれます。

心配ごとや悩みごとが原因で寝付けないときなどにも効果がありそうです。

サンダルウッド(樹木系)

サンダルウッドは、鎮静作用があり、緊張や興奮したときなどに、心を落ち着かせる効果があるといわれています。

自分の内面や本質と向き合いたい時、瞑想する時などに役立ちます。

深いリラックス状態へと導くので、睡眠の導入時に効果的です。

頭が冴えて眠れない、雑念が邪魔をしてなかなか眠れない場合などには、特におすすめです。

アロマオイル(精油)の防虫効果

アウトドアやレジャー、キャンプを楽しむ際には、虫除けや防虫剤は不可欠になりますが、最近では、アロマオイル(精油)を使った防虫剤がひそかな人気をよんでいます。

市販のものは、防虫効果があっても香りが強すぎたり、逆に、香りはよくても防虫効果がないというものもあるようです。

それぞれの精油のもつ防虫効果をよく理解して、オリジナルのアロマ防虫剤を作ってみましょう。

虫のことを気にせず、さらにアロマで癒されて、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

ゼラニウム

ゼラニウムは、特に、女性向けのアロマオイル(精油)といってもいいでしょう。

更年期障害からくるストレスや生理不順の悩みなどを改善する効果があるといわれているからです。

また、体や手足のむくみにも効果があり、毒素を排出する作用や、美肌効果もあるとされています。

もちろん、虫除けの効果もあるので、虫除けを兼ねてアロマテラピーが楽しめるというわけです。

レモングラス

レモングラスは、レモンに似た香りで、虫除けのほか、リフレッシュ効果にも優れているとされています。

疲れを感じたとき、気持ちが落ち込んだとき、ネガティブになっているとき、集中できないときなどにも、スッキリとした気分に換えてくれます。

アドレナリンの分泌作用もあるとされているので、集中力を高めたいときや、やる気を出したいときなどにもおすすめです。

暑い夏の夕方に、縁側で涼んでいても、レモングラスが虫除けをしてくれて、芳香も楽しめます。

ペパーミント

ペパーミントは、虫に対しての忌避効果があるとされています。

市販の虫除け商品に、ミントの香りが多いのもこのためです。

ペパーミントは、胃腸の調子を整えたり、胸焼けなどの症状を緩和したりするなど、鎮静効果やリラックス効果も期待できるといわれています。

また、乗り物酔いにも効果があるとされています。

ペパーミントは、繁殖力の強い植物なので、庭先などに植えておけば、虫除けに使うほか、ハーブティーとして飲んだり、アロマテラピーに使ったりと、幅広い用途に使うことができます。

アロマオイルの楽しみ方

アロマオイルの香りを楽しむ方法はたくさんありますが、定番のものをいくつか紹介します。

アロマポット

専用のポットを使います。

上皿に水を入れ、アロマオイルを数滴垂らし、下部に火をつけると、蒸気とともにほんのりとした香りが広がります。

火を使うので、取扱いには十分な注意が必要です。

アロマライト

専用のポットを使います。

アロマポットと同じような方法ですが、火ではなく電球の熱であたためます。

火を使わないので、安全性は高いです。

ディフューザー

専用の器機を使います。

ディフューザーは、超音波で、アロマオイルを細かいミストにして飛散させますが、熱による香りへの影響がないので、アロマオイル本来の香りが楽しめます。

比較的コンパクトですが、いろいろなデザイン性のものがあります。

ディフューザーは、加湿機能はほとんど期待できず、アロマテラピーがメインになります。

アロマ加湿器

アロマ加湿器は、加湿する機能がメインなので、タンクがディフューザーの何倍もあり、器機自体が大きくて、デザイン性はそんなに優れているとはいえません。

加湿機能を重視したアロマ加湿器は、アロマ機能はおまけのような機能といえます。

マグカップ

お湯をカップに入れ、アロマオイルを数的垂らす方法です。

職場などでも、気軽に楽しむことができます。

香りが薄くなったら、アロマオイルではなく、お湯を足します。

ハンカチ

ハンカチに数滴つけて、ポケットやカバンなどにしのばせておきます。

芳香剤として、車内に置くのもいいです。

入浴時

お湯をはった浴槽に数滴たらし、かき混ぜてから入浴します。

子供と一緒に入浴する際などは、肌への刺激のことも考えて、1~2滴程度にしておくのが良いでしょう。

手足浴や半身浴でも使えます。

シャワー浴の場合は、浴室に1~2滴垂らしておくと、浴室にまんべんなく香りが広がります。

使用するアロマオイル

アロマオイルを楽しむ際、化学的に作られた合成オイルを使用するのは、できるだけ控えるようにしましょう。

どんな成分が含まれているかがはっきり分からないオイルを、部屋中に飛散させて吸い込むと、体に思わぬ悪影響を及ぼすことも考えられます。

香りは、直接脳に刺激を与えるので、どのような影響がでるかは分かりません。

アロマオイルは、100%植物油と記載されているもの(天然のもの)を選ぶようにしましょう。

アロマオイル(精油)を使う際の注意点

精油を肌に直接つけない

植物から抽出された精油は、高濃度に凝縮されているので、肌への刺激が強く、肌トラブルの原因となってしまいます。

原則として、精油は、直接肌につけないようにします。

(例外として、ラベンダーとティートリーは、傷などの処置のために、直接肌に塗ってもよいとされています。)

肌に使用する場合は、キャリアオイルなどで薄めてから使用するようにしましょう。

日本アロマ環境協会では、キャリアオイルの量に対して、精油の量を1%以下にすることが推奨されています。

精油1滴は、おおよそ0.05mlになるので、キャリアオイルが10mlの場合なら、精油は、2滴以下になるようにします。

火気に注意する

アロマオイル(精油)には「可燃性」があり、燃えやすいという特性があります。

燃えやすさの目安となるものに「引火点」がありますが、精油の中で最も引火点が低いとされているのが「フランキンセンス(乳香)」で、その引火点は32℃といわれています。

その他、ローズマリーで49℃、カモミールで58℃、ラベンダーで75℃程度です。

ただ、引火点以上の温度で保管していると燃え出すというわけではありません。

「引火点」は、気化して空気と混ざり合わったものが、発火源(火花や裸火)に触れた際に燃えだす温度のことで、火気がないところで放っておいた場合に発火する温度の「発火点」とは異なります。

というわけなので、「引火点」以上の温度で保管していても、オイルの瓶の蓋を閉めて保管していれば、燃え出すことはありません。

仮に蓋が空いていたとしても、火気に触れることがなければ大丈夫です。

しかし、アロマオイル(精油)が燃えやすいということは間違いないので、火気には十分に注意して使用する必要があります。

保管方法に注意する

アロマオイルの精油は、天然の物質で、防腐剤などの添加物は含まれていません。

適正な状態で保管しておかないと、すぐに品質が劣化してしまいます。

酸化を防ぐために、蓋をしっかり閉めて、光の当たらない、涼しい場所に保管しましょう。

また、アロマオイル(精油)は、湿気に対して非常に弱いという性質があるので、バスルームや脱衣場などの湿気の多いところに置いていると、短期間で変質して、不快な香りに変わってしまいます。

湿気を避けて保管するということも大切です。

光毒性に注意する

光毒性とは、光に当たると、紫外線に過敏に反応して、肌にダメージを与えるという性質のことです。

実際に起こった事例として、ベルガモットの精油を肌に直接つけて、サンベッドで強い紫外線を浴びたところ、重篤な火傷をしたという事例があります。

原因は、「ベルガモットの精油を薄めずに使ったこと」「原液を肌に直接つけたこと」「強い紫外線を浴びたこと」、これらの全ての要因が重なってしまったことです。

光毒性の性質をもつ精油を肌に使った場合は、紫外線を浴びないように注意しましょう。

光毒性を発揮する代表的な精油と、その精油濃度は、次のとおりです。

ベルガモット:0.4%
アンジェリカ・ルート:0.78%
レモン:2.0%
グレープフルーツ:4.0%

ベルガモットの光毒性が際立っています。

アロマオイル(精油)の種類と効能/こんな時にはこのアロマ >

アロマテラピーは芳香を使った自然療法(別サイト)




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