情報を調べる

アロマオイル(精油)の種類と効能/こんな時にはこのアロマ

アロマの香りを楽しむにあたり、いつ香りを楽しみたいか、どこで香りを楽しみたいか、どんな香りを楽しみたいか、などによって、選ぶオイルが変わってきます。

ハーブ系のアロマオイル(精油)

ハーブ系のアロマオイル(精油)は、やわらかで清涼感のあるスッキリとした香りが特徴で、甘さよりはほろ苦さを感じるものが多いです。

眠気を覚ましたり、何かに集中力したいときなどに効果を発揮するのが、ハーブ系のアロマオイル(精油)です。

脳内がスッキリとした感じになるので、やる気が湧いてきます。

呼吸器系に作用するものが多いというのも、特徴の一つです。


クラリセージ

筋肉痛、腹痛、頭痛などの症状を和らげる鎮痛作用や、不安な感情を和らげ、心を安定させる効果などがあるとされています。

女性特有の不調によく効くという特徴があり、月経痛や分娩時の痛みや不安感の緩和にも良いといわれています。

また、呼吸器系にも作用し、咳や喉の感染症などの緩和にも効果を発揮するといわれます。

ペパーミント

万能薬ともいえるハーブで、多くの効能がみられます。

胃腸などの不調時の緩和、乗り物酔いや吐き気の予防、不眠解消、歯の痛みの緩和などがあります。

鎮痛効果やリラックス効果も期待され、精神安定化の作用も期待されています。

イモーテル

別名を、「ヘリクリサム」といいます。

気管支炎、喘息などの呼吸器系の不調緩和に作用し、抗ウイルス作用もあるので、風邪などの予防にも効果があるとされています。

メンタル面でひどく落ち込んでいるときや、ネガティブな気分のときなどにも効果があり、マイナスの感情を脱して、前向きになる力を与えてくれます。

ディル

胃腸の調子を整えて、消化を助ける作用があるので、お腹が張っているときに飲むと、ガスを排出する作用があるとされています。

利尿作用があるほか、呼吸器系にも作用し、喘息、気管支炎、風邪、タンなどの症状にも効果があるといわれます。

鎮静作用もあり、神経が高ぶった時などには、気持ちを和らげてくれます。

柑橘系のアロマオイル(精油)

柑橘系のアロマオイル(精油)は、みずみずしくさわやかな香りで、酸味と甘さの絶妙なハーモニーが、年齢・性別を問わず、誰にでも愛される香りです。

とにかく、フレッシュな気分にしてくれて、明るく元気な気持ちにさせてくれます。

市販されている洗剤や消臭剤、芳香剤などの香りつけとしても、ラベンダーと並んで定番の香りといえるでしょう。

柑橘系のアロマオイル(精油)には、アロマテラピー初心者の人にも、おすすめのものが多いです。

ただし、ワイルドオレンジやレモングラスは、肌への刺激が強いので、肌が敏感な人は、使用を控えるようにしましょう。

ワイルドオレンジ

ワイルドオレンジは、柑橘系の代表格ともいえるアロマオイル(精油)です。

消火器系、免疫系、胃腸などのバランスを整えるのに、効果があるとされています。

100%植物性の精油であれば、飲み物や食べ物に入れることもできます。

ただし、光毒性があるので、使用後12時間以上は、直射日光を避けるようにしましょう。

レモングラス

インドでは、昔から薬として利用され、アジアでは、トムヤンクンをはじめ、食用として利用されているのが、レモングラスです。

水溶性のビタミンが多く含まれているので、免疫系や血液など、体のバランス維持に作用するといわれています。

抗菌・殺菌作用があり、風邪の予防や、防虫作用もあるとされているので、虫除けなどにも効果的です。

ベルガモット

ベルガモットは、アールグレイの香りづけとして有名です。

腸内にたまったガスを、体外に排出する作用があるといわれていて、消化の働きを助けたり、胃や腸などのバランスを整える効果があるとされています。

鎮痛効果もあり、生理痛などの痛みを和らげるために使われることもあります。

シトロネラ

シトロネラには、防虫効果があり、市販されている防虫グッズなどの香りつけとしても使用されており、また、デオドランド効果にも優れています。

消毒作用があるので、風邪などの感染症にも効果があるといわれます。

肌への刺激が強いので、使用する量には、注意が必要です。

樹木系のアロマオイル(精油)

目を閉じて樹木系のアロマオイル(精油)を使うと、その爽やかな香りが、森の静けさや木の温もりをイメージさせ、まるで森の中にいるような感じになることもあります。

樹木系のアロマオイルは、香りの持続性が高く、香りの範囲も広いため、ブレンドオイルのベースとしても、よく使われます。

シダーウッド

シダーウッドは、古来から宗教的な場所や神聖な場所で、薫香として使われてきました。

神秘的なスパイシーな香りと甘さもあるので、リラックス効果も期待できます。

ブレンドするなら、フランキンセンスやサイプレスとの相性が良いです。

ティートリー

オーストラリアの先住民・アボリジニは、ティートリーを、万能薬として使っていたことがわかっています。

抗菌・抗ウイルス作用が極めて高く、消臭効果も高いとされています。

苦味と甘味が混ざったフレッシュな香りが特徴です。

ブレンドするなら、ローズマリーやラベンダーなどがおすすめです。

ローズウッド

インドやパキスタンでは、ローズウッドは、古くから重宝され、幅広く利用されてきました。

現在でも香りを楽しむだけではなく、彼らの生活の一部になっているといわれています。

ローズに似た香りですが、揺るぎない落ち着いた香りが特徴です。

ブレンドするなら、ゼラニウムやローズと組み合わせると効果が高まります。

アミリス

アミリスの木材は、油分を多く含んでいることから、ハイチでは、松明として使われていたこともあり、「キャンドルウッド」の俗称をもちます。

現在では、熱帯地方で幅広く栽培されています。

焦げたようなウッディーな香りが特徴的で、よくサンダルウッドと間違えられますが、サンダルウッドはビャクダン科、アミリスはミカン科の植物なので、全くの別物です。

ブレンドするなら、イランイランやクラリセージなどがおすすめです。

スパイス系のアロマオイル(精油)

スパイス系のアロマオイル(精油)は、香辛料を原料とするスパイシーで刺激的な香りが特徴で、料理のスパイスとしてお馴染みのものが多いです。

植物の種子や実、根などから作られるものがほとんどで、それらの部位には、植物の生命力の根源が秘められており、その非常に強いパワーが、人に作用すると考えられています。

特に、体のエネルギーが不足しているときには、とても効果的とされています。

ただし、刺激が強いものが多いので、使用するときには注意が必要です。

カルダモン

カルダモンは、「スパイスの女王」と言われるほど、世界で最も歴史のあるスパイスで、高価であるということは広く知られています。

不安や恐れを解消して、成功へのモチベーションをあげてくれたり、集中力をアップさせてくれたりします。

胃腸や消火器系に作用して、消化不良や腹痛、食欲増進などに効果があるとされています。

肌への効能は、あまり無いといわれています。

キャラウェイ

キャラウェイは、独特な甘さに少し酸味が効いた香りが特徴です。

悪いエネルギーから守ってくれる、魔除けとして使われることもあります。

情緒不安定な気持ちや、ネガティブな気持ちを和らげ、安心感や安定感を与えてくれます。

整腸作用があるので、消化不良などの症状を緩和するのにも効果があるとされています。

また、冷え性にも効果があるといわれているので、特に、女性や、冷えに悩む人にはおすすめです。

バニラ

バニラは、とろけるような濃厚な甘い香りが特徴で、お菓子やアイスクリーム、芳香剤、香水などの香りつけとして有名です。

とりわけ、リラックス効果が高く、気持ちを落ち着かせるのに効果的とされています。

バニラは、刺激が強いので、体や肌に直接使われることは少なく、芳香浴がメインのアロマオイル(精油)です。

強壮作用や鎮痛作用もあるので、強くはないですが、月経を促す効果もあるといわれています。


オリエンタル系のアロマオイル(精油)

オリエンタル系のアロマオイル(精油)は、エキゾチック系とも呼ばれます。

東洋の神秘的なイメージを彷彿させ、濃厚で妖艶、かつ個性豊かな香りが、官能的な雰囲気をかもし出します。

オリエンタル系のアロマオイル(精油)は、女性が男性と特別な時間を過ごしたいときに使うと、幸福感をもたらし、充実した時間を送れるといわれています。

持続性が高く、いつまでも深い癒しの世界にいることができます。

イランイラン

イランイランは、男性がもっとも女性らしさを感じる香りといわれているくらい、官能的で甘く濃厚な香りがします。

精神を高揚させる作用と、鎮静させる作用の両方の効能があるといわれていて、リラックス状態へと導いてストレスを緩和し、前向きで楽しい気分にしてくれるといいます。

特に、催婬作用に優れているとされ、生殖器系の障害や不安、コンプレックスなどがある人に、効果を発揮するとされています。

パチュリ

パチュリは、マドンナが愛した香りとしても有名です。

パチュリは、非常に独特な香りが特徴で、ムスクのようなあまいスパイシーな香りともいえますが、土臭い、カビ臭いと感じる人もいて、好き嫌いがはっきり別れます。

香りに残留性があり、衣類や布製品に誤ってつけてしまうと、なかなかとれなくなるので、注意が必要です。

使用料が少なければ鎮痛作用があり、多ければ刺激作用があるとされています。

ネガティブな感情をポジティブに変えてくれるといわれています。

サンダルウッド

サンダルウッドは、アロマオイル初心者から上級者まで、幅広く愛好者をもつ、日本人に馴染み深い香りの一つです。

和名を「白檀」といい、深くあまいウッディーな匂いは、仏事には欠かせない香りです。

特に、鎮痛作用に優れていて、瞑想したいときや、一人の時間を過ごしたいときにはおすすめです。

泌尿器系、呼吸器系には、殺菌消毒作用や抗炎症作用などの効果が期待できるとされています。

フローラル系のアロマオイル(精油)

フローラル系のアロマオイル(精油)は、主に花から抽出する精油が多いため、採取できる量が少なく、ローズやネロリに代表されるように、希少価値が高いものが多いです。

フローラル系のアロマオイル(精油)の陶酔するような甘くて華やかな香りは、優雅な気分をもたらし、贅沢なリラクゼーションタイムに浸ることができます。

ジャスミン

ジャスミンの甘美でエキゾチックな香りは、催婬作用もあり、クレオパトラが愛した香りとしても有名です。

ディズニー作品「アラジン」のヒロインも、ジャスミンという名前のお姫様です。

希少価値がかなり高いものが多いですが、いつの時代においても、常に女性を象徴する香りとして知られています。

マタニティーブルーの改善や、肌ストレスによる肌荒れにも効果的だとされています。

ラベンダー

ラベンダーは、年齢・性別を問わず、国境を越えて、万国で愛される香りの一つです。

万能薬といわれるほど、体や心に多くの効果や効能を発揮します。

消化促進、眼精疲労、ストレス解消、疲労回復、安眠への導入、気分を落ち着かせるリラックス効果などがあるとされています。

ネロリ

ネロリは、ビターオレンジのやや濃厚な香りをもつ花ビラから抽出するアロマオイル(精油)ですが、開花したばかりの花ビラからしか抽出できないため、貴重で高価なことでも有名です。

柔らかさと優雅さを調和した香りに、誰もが魅了され、どこか感じる懐かしさが癒しを与えてくれます。

鎮痛作用に特に優れていて、精神を安定させる効果があるとされています。

また、肌の新陳代謝を促して、ターンオーバーを促す作用もあるとされているので、エイジングケアにも効果を発揮するといわれています。

樹脂系のアロマオイル(精油)

樹脂系のアロマオイル(精油)は、木の樹脂から抽出される精油で、持続性のある重厚で甘さを持った香りが特徴で、深くリラックスさせる作用があるとされています。

粘土が高くて保湿効果に優れるので、クリームなどによく使われます。

樹脂系のアロマオイル(精油)は、個性的で穏やかな香りのものが多いのも特徴です。

フランキンセンス(乳香)

フランキンセンスの木に傷をつけると、ミルク色の樹液がにじみ出ることから、別名「乳香」とも呼ばれるようになりました。

フランキンセンスは、紀元前から価値の高いものとして扱われ、イエス・キリストが誕生した際には、ミルラと金を捧げたという伝説があります。

現在でも、アロマオイル(精油)の中では高価なものとして扱われています。

鎮静作用、抗菌作用、免疫力を高める働きなどがあり、呼吸器系に作用するとされています。

また、皮膚細胞の成長を促す作用もあるので、シワやたるみの気になる人などには、おすすめです。

ベンゾイン(安息香)

ベンゾインは、濃厚なバニラのような甘い香りが特徴です。

古くから宗教儀式に使われたり、薬や香水の原料として使われてきました。

泌尿器系の感染症に効果があるといわれていますが、鎮痛作用と去痰作用があり、気管支炎や喘息等にも効果的とされています。

創傷治療作用にも優れていて、切り傷やあかぎれなどにも、効果を発揮するといわれています。

ミルラ(没薬)

ミルラは、フランキンセンスと同様にその価値が高く、イエス・キリストへの贈り物としても知られています。

ミルラには、多くの種類があるため、産地により、成分や香りにばらつきがあるのも特徴です。

心を穏やかにして不安を取り除き、意欲的に進んで行くことを助ける作用があるといわれています。

抗菌作用、抗感染作用があり、気管支炎などにも効果的で、老化を防ぐ作用や、皮膚の炎症を抑えてかゆみを緩和させる作用もあるといわれています。

オリジナルのブレンドオイルを楽しむ

世の中には、たくさんのアロマオイル(精油)がありますが、アロマの香りを楽しむ方法も、芳香浴をはじめとして、様々な方法があります。

自分自身の気分や体調のことを考えて、自分だけのブレンドオイルを調合しておけば、いつでも安心して使うことができます。

オリジナルのブレンドオイルを、うまくつくるコツをまとめてみました。

香りのノート

アロマオイル(精油)は、それぞれ香りの「ノート」や「持続時間」が異なります。

ノートとは、揮発速度のことで、揮発速度が「速いもの」「中間のもの」「遅いもの」の3種類に分けることができます。

揮発速度が早いものから順に、トップノート、ミドルノート、ベースノートと呼ばれています。

持続時間は、トップノートが20分前後、ミドルノートが4時間前後、ベースノートが6時間以上となります。

トップノートは、柑橘系、樹木系、爽快感のあるハーブ系
ミドルノートは、ハーブ系、フローラル系、樹木系、スパイス系
ベースノートは、オリエンタル系、樹脂系

の精油に多いです。

ノートは、ブレンドの印象を決める大きな要素になるので、これらをバランスよく配合することが大切ですが、理想の比率は、トップ:ミドル:ベース=2:2:1(または、3:5:2)が良いとされています。

香りの強弱

同じように精油を1滴垂らしても、ほのかに香るものから、強く感じるものまで、いろいろあります。

香りの強いもの同士を組み合わせると香りはきつくなり、弱いもの同士を組み合わせると香りは薄くなってしまいます。

この香りの強弱を考えて、バランスのとれた香りにすることが大切です。

香りの7つのカテゴリー

香りは大きく分けて、ハーブ系、柑橘系、樹木系、スパイス系、オリエンタル系、フローラル系、樹脂系の7つに分類されます。

同じカテゴリーの精油同士は、香りの相性がよく、ブレンドしやすいです。

まずは、同じカテゴリーの精油同士でブレンドしてみるといいでしょう。

ブレンドオイルを作る

まず最初に、メインにする精油を選びます。

メインにする精油は、自分の好きな香りで、さらに目的に合った効能があるものを選びましょう。

次に、メインの香りで選んだ精油を補う作用のある精油を選びます。

ブレンドする際には、いきなり大量に混ぜるのではなく、1滴ずつ混ぜていくようにします。

この際、その都度、香りをきちんと確かめながら混ぜていくようにしましょう。

アロマオイル(精油)を使う際の注意点と様々な場面での使い方 >

アロマテラピーは芳香を使った自然療法(別サイト)




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする